- 試験
白化粧の試験を本焼きの都度おこなっており、方向性が定まってきました。
最近は対処療法的なもので凌いでいますが根本的に原料を変えるにはいたっていません。
最近の化粧はやや透明化(釉化)するものが入っており、また本焼きの温度を少し上げ気味で釉薬がよく溶ける焼き方をしています。
そうすると白化粧の透明化がやや進み、地の色(黒)が表に出てきやすくなります。
今回の試験では透明化する原料を減らし、配合もややシンプルなものに変更しました。
前回の試験ではそこまで問題が無さそうだったので、こちらの配合に変更する予定です(それでもまだまだ試験は必用)
大合わせをしてそれが使えなかったりすると勿体ないので、少しずつ何回も試験をして白化粧を配合していますので、本当に時間が掛かります。
納得のいく白化粧を求めて、何度でも。
粉引で最も重要な白ですので。 - 5月が終わる
年々時間が過ぎるスピードが速く感じます。
夏の軽井沢に向けて作品づくりをしていましたが、先日京都へ、もう一箱分を東京へ送る事が割と急に決まり、軽井沢用の作品がなくなってしまいました。
また新たに軽井沢に向けて作品をつくっています。
夏までには間に合いそうですが、若干タイトなスケジュールで進めていきます。
6月は仕事以外の用事が結構あって大変だ。
動物園にも行きたい、いつになるやら。 - 納品のお知らせ
今日は清雅堂陶苑へ納品に行ってきました。
粉引シリーズと飴釉、コバルトシリーズの両方をたくさん納品してきましたので、よろしくおねがいします!
また、東京のHANSEL & GRETELさんにも納品予定です。
店頭に並ぶのは6月4日以降となります。 - 進捗
次回本焼きに向けて絵付けを頑張ってます。
仕事の時は大まかなスケジュールを書き出して、おおよその本焼き日を決めています。
仕事が早ければ本焼きも早まりますし、遅ければそれだけ遅くなります。
当初予定していた日よりも早まる感じで、絵付けは明日で終わりそうです。
今日は皿の素焼きもしていて、4.5寸、5.5寸、6.5寸としばらく作っていなかったお皿(轆轤)も補充できそうです。 - お店での取り扱い
最近は一年通して納品させていただいておりますが、地域によっても作品数に差が出てきますので、ざっと作品数の比率を書き出します。
京都 35%
軽井沢 30%
海外 25%
東京 5%
その他 5%
地元の京都が割合的には一番多いです。
納品のしやすさ(直接お店に持って行けるのでそこまで梱包に気を使わなくていい)、店主の顔を見れる、話しができるというのも大きなポイントだったりします。
自分がそのお店に何を求められているのかを知ることは、お客さんの希望とのギャップをうめることが出来ます。
京都も軽井沢も観光地なのでシーズンには多くの人が訪れ、動物好きの方も多いのでお土産に選ばれる方も多いのだとか。
海外でも僕の作品は人気らしく、取引数も増えています。
逆に東京での取り扱いはほとんどありません。
あまり需要ないんですかね、まぁ東京は他にもいっぱいあるから難しいのかも。 - オンラインサイト
長らく休止中にしていたオンラインサイトの方を取り合えず見られるようにしました。
全て在庫は0設定にしておりますので、お買い物は現在できません。
梱包&発送には1件あたり20~30分くらい掛かってしまうため、今は作る事に集中したいので対応はできません。
いずれ、期間限定での復活もできたらとは考えています。
お店に来られない方の救済措置にもなれば、と。 - 素焼き
轆轤成形し、削り、化粧を掛け、乾燥させてから一度素焼きをします。
今作っているものは、大勢のお客さんが訪れる夏の軽井沢のお店に向けての作品づくりです。
春や秋は京都、夏は軽井沢、年2回はアメリカへ、とシーズン毎にお店に納品させていただいております。
素焼きの後は絵付けをして本焼きをします。
最近はお皿、茶碗がほぼ在庫切れしていて、そちらも補充して軽井沢へ送ります。 - 今日から轆轤
今日から轆轤を回しています。
使い慣れた赤土の轆轤で主に粉引作品用、飴釉作品も少し。
磁器、半磁器作品の制作はしばらくお休み。
売上報告がだいたい月末くらいに来ますので、それを見ながら足りない分だけ補充する、というのがいつものルーティーンです。
必要以上に作りすぎないようにしています。
限りある資源を無駄にしないように。 - 一区切り
先日は長野県へ納品。
そして残りは海外へ送ります。
ようやく梱包を終え一区切りがついた感じです。
今後はコンスタントにお店に納品できるよう(主に粉引作品)素地づくりをゆっくりしていく予定です。
化粧の癖もなんとなく掴めてきたので、最適解を探しながら。 - 納品のお知らせ
長野県軽井沢のお店、キューカルアトリエさんに粉引作品を納品しました。
今回はマグカップ、コーヒーカップ、フリーカップ、蕎麦猪口を納品させていただきました。
よろしくお願いいたします。 - 窯出し
朝から窯出しをしています。
白化粧問題はまだ解決出来ておりませんが、なんとか今回の本焼きに関しては多少のキズは出ましたが数個の範囲内に収まりました。
引き続きこの問題に関しては解決に向けて試験を繰り返していくことになります。 - 本焼き
今日は本焼きをしました。
窯出しは明後日の予定です。
京都はしばらく風が強くてなかなか本焼きが出来ず(風が強いと炎が逆流したり、酸化してしまったりする可能性が高まるので)ようやく本焼きが出来ました。
続けて明日も本焼きをする予定でしたが明日も風が強い予報なので明後日にずれ込みます。
今回2回は粉引の本焼きとなり、海外と一部は長野県のお店に納品する予定です。 - 5月突入
今年はスローなペースで仕事をしていますが、なんだかんだで気が付けば5月に入っていますね。。。
特にコレといって仕事はしていないのですが、仕事以外の用事(田舎ならではの)が結構あって時間を取られます。
自分は特に期日を決められた注文をほとんど受けない(そういう仕事も来ない)ので基本自由なのですが、5月以降は特に予定もなく、白紙の状態です。
まぁ今年はこんな感じかな。 - 対面販売を辞めた理由(ワケ)
陶芸家が作品を販売するには様々な方法がありますが、一番手っ取り早く販売する方法が陶器市であったりクラフトフェアに出展して作家本人が作品を直接お客さんに販売する方法です。
自分も以前まではこの対面販売を主軸にお店での委託販売などを平行しておこなってきました。
対面販売にも良し悪しがあって、イベント開催すればそのイベント目当てにお客さんが多く訪れるし(個人で宣伝しなくても)売り上げだけを見ればよく売れますし、一番のメリットと言えるかなと思います。
ただ、デメリットもあって、例えば天候が悪いとお客さんの数は減ってしまいます。
お隣さんのブースが超人気作家さんだったり、同じようなジャンルで低価格だったりと相対的に評価されやすいものだったりします。
対面販売を続けていると、最初は売り上げなんて気にせずにたとえ売れなくても良いんだ、楽しめれば良いという考えで始めるものですが、何度も出展を繰り返しているとだんだんと考え方が変わってきます。
両隣がメチャメチャ売れていて自分のブースだけ全くお客さんが居なかったりすると本当に落ち込んだりします。
そういった経験を繰り返していると、だんだんと売り上げをたくさん上げたりという思考に変化していきます。
自分はそういう自分の思考が徐々に売り上げ至上主義的な考えに変化していく事が嫌になり、対面販売を辞める事にしました。
今はすっかりそういった人と比べる事がなくなり、自分の制作時間にも余裕をもって作品づくりができるようになって、かえって良かったなと思います(多分自分に合っていた)
自分は作品をつくる事にだけ全力をそそぐ。
ただそれだけです。 - 絵付け週間
昨日素焼きの窯出しをしました。
今日から約1週間で絵付けをして、釉薬を掛けて本焼きします。
今回の素焼きで150点程のカップ類があり、前回の素焼きが80点程。
200点以上あるので1回の窯には入りきらないので2回に分けての本焼きをします。
ただ、今回の作品はほとんど全て海外への発送の為に作っていますので、
5月の本焼きに向けて(長野県軽井沢)また200点程追加で作ります。
それが終わるとようやく一段落、といったところです。 - 変化の少ない毎日
粉引シリーズの制作をしばらくしています。
轆轤→削り→化粧掛け→修正→窯詰めという一連の流れを繰り返しています。
マグカップやコーヒーカップなどの取っ手の付くものは削り→取っ手付け→修正→化粧掛けと手順が増えます。
今の制作状況としては取り合えずマグ、フリーカップ、コーヒーカップ、蕎麦猪口を予定数作り終え、取っ手付け、化粧掛けをあと50個程やり終えれば一旦素焼きをします。
ただ、今は納品の決まっているお店への制作なので、次は5~6月の京都や長野県に向けて、また轆轤を回して作っていく予定です。 - 順調に
粉引の作品づくりは順調に進んでいます。
アメリカへの納品時期が少しずれこみ、そのため京都や長野県に先行して納品させていただきました。
少なくなった粉引シリーズの補充にと、現在製作中です(作ったものはアメリカへ)
心配していた関税問題もなんとか落ち着いたので一安心です。
粉引シリーズを作り終えたら、次はパステルシリーズの新作と磁器シリーズ、粉青(ふんせい)のテストを作っていきます。 - ゴールデンウイーク
例年ゴールデンウイークは滋賀県で行われている「信楽作家市」に出展しておりました。
大勢のお客さんで大変にぎわう屈指の人気イベントです。
その為県内外から多数の出展応募があり、その中から厳選された出展者が出展しています。
自分は毎年ゴールデンウイークには信楽作家市を目標に、作品づくりをしていました。
しかしながら今年は出展をいたしませんので、ぽっかりと予定は空いています。
あまりカレンダー通りに過ごすことはないのでGWだからといってどこかへ出かけるようなことはないかもしれませんが、久しぶりの仕事の無いGW。
ゆっくり好きなことをして過ごしたいと思います。 - 納品ラッシュ
粉引作品を4店舗に納品させていただきました。
詳しくはSHOPをご確認ください。
お店にいつ並んでいるかどうかまでは把握しておりませんのであしからず。
京都2店舗はいずれも観光地になる為、粉引シリーズは人気のようで、納品2カ月でほとんど売り切れてしまうので気になる方はお早めに。
オンラインサイトのKOTOPOTTERさんでも展開していただく予定です。
軽井沢のキューカルアトリエさんにも久しぶりに納品しました。
5月の和楽やさんにも粉引作品少し送ります。
5月にも粉引作品の本焼きを焼きたいので明日から久しぶりに轆轤をまわします。
ようやく暖かくなってきましたので仕事がやりやすくなってきました。
陶芸は逆算してスケジュールを組んでいきます。
約1か月後の本焼きをするには約10日、轆轤に時間を充てられます。
その10日で何を作るか、思案中です。 - 本焼きを終えて
粉引の本焼きをしました。
懸念していた化粧の剥離は、化粧を薄めに掛ける事で以前のような失敗はほとんど発生しませんでした。
しかし、白化粧を薄く掛けるという事は白化粧の白も薄くなってしまい、それによって下の土の色(黒)が影響してきますので、若干グレーっぽくなってしまいます。
許容範囲内ではありますし、前回の展示会でもほとんど売れ行きには影響は無かったようなので、今後は以前の濃さよりは若干薄めた白化粧で作っていくことにします。
ただ、現状では対処療法にしか過ぎず、根本的な解決には至っていませんので今後も試験をしつつ以前のものに近づける努力はしていきます。
今回10年以上前に作った素焼きのお皿が残っていたので絵付けをして本焼きしましたが、失敗はなく綺麗に焼けていたのでやはり白化粧の原料による剥離が発生しているものと確信しました。