対面販売をやめた理由。
何年か前まではずっと対面販売をやってきました(作家市やクラフトイベント、陶器市などなど)
ある時を境にぱったりと出展をしなくなりました。
理由はたくさんあるのですが、そのひとつを説明します。

対面販売というのは作家である作り手が直接お客さんに販売する事を差しますが、お店に委託して販売してもらう場合と決定的に違うのは、

対面販売＝販売がゴール
委託販売＝納品がゴール

自分は作るのが仕事、それを販売するのがお店の役割とある意味割り切って考えるようにしています。

但し、対面販売を主軸にしていると、作品を売る事がゴールになってしまい、作り手側のものを作る基準がどうしても「売れるもの」という意識がどうしても働いてしまいます。
お客さんが望むものを作って提供する事は別に間違ってはいないのですが、僕は自分が作りたいものをつくりたいという考えが強いので、売れる事を意識しないものづくりをしたいと考えるようになりました。

対面販売にもメリット・デメリット、委託販売にもメリット・デメリットがあるのですが、自分の中では委託販売の方が自分の目指すものづくりだけに集中できる環境があるのでそちらを選んだ、という感じです(他にも理由はありますが、メインのところはココです)

もちろん今までイベントで買っていただいて自分の事を知っていただいた方は多く、急に一切イベントに出展しなくなった事の影響はあるかと思いますが。
わがままを言えばお店で買っていただきたい、足を運んでいただきたいなと思います。
人に行動を促すというのは本当に難しい事だとは思っていますが。
行動を起こしてもらえるような魅力あるものを作っていかないといけないなと思います。